気が付けば、今年も1ヶ月足らず…振り返ってみても、年初にあったことをほとんど思い出せないところまでが、もはやここ数年のスタンダードになっておりますが、年末年始に向けて皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
こんにちは…稲刈りを終えた田んぼと、紅葉を終えた木々から落葉がはらはらと舞い落ちる情景に冬の訪れを感じずにはいられない、きびだんごの制作担当・濱崎です。
ランディングページをご存知ですか?
今、このブログをご覧の皆さんは、ビジネスでもプライベートでもWEB(インターネット)を活用されている方が大半なのではないでしょうか?
ネットショッピング、ストリーミング配信、SNSなど、暮らしを便利に、そして豊かにしてくれると共に、ビジネスにおいても効果を発揮しているWEBですが、その際にInternetExplorerなどのブラウザアプリを介して、サービスの窓口となるのが、一般的に「ホームページ」と呼ばれるWEBサイトではないかと思います。
すっかり日常に溶け込んで当たり前のように利用しているWEBサイトですが、そんなWEBサイトとは異なる手法でユーザーにアプローチして、成果を挙げるWEBページが存在していることをご存知でしょうか?
インターネット広告やモバイルアプリ広告などクリック(タップ)したら、やたら縦長で内容てんこ盛りの彩り鮮やかなWEBページに出くわした、なんて体験をされたことがある方もいらっしゃると思います。その縦長なWEBページこそが「ランディングページ」と呼ばれるものなのです。
そんなランディングページ…昨今、WEBマーケティングの分野において、その有用性がとても注目されており、ランディングページ制作を専門とするWEB制作会社や「ランディングページ最適化(LPO)」と呼ばれるWEBマーケティング手法が確立されるなど、WEBサイトとの違いを知らないままでいるとWEBビジネスに大きく躓く可能性がある様相なのです。
一見するとWEBサイトと似ているようで、実は似て非なる存在であるランディングページと、これまで慣れ親しんだWEBサイトとの違いは何なのか、そのメリット・デメリットを今回は紐解いていきたいと思います。
ランディングページとは
まずは、ランディングページの説明に入る前に、WEBサイトとは何なのかを軽くおさらいしてみましょう。
WEBサイトとは、自社のサービス・商品の周知・イメージ向上を図るための、いわゆるコーポレートサイトやブランディングサイトをはじめ、ネットショッピングを可能とするECサイトなど、業種や用途に応じた多様な目的を持ち、各種情報・サービスを提供する複数のWEBページで構成され、ページ間を相互に行き来できる”リンク“と呼ばれる仕組みで結び付けられた集合体のことを指します。
一方、ランディングページについてですが…まず英語で表記しますと「landing page」となります。
これらを日本語訳すると…
- landing=着陸、着地など
- page=ページ、項など
そのまま直訳してしまえば、「着地ページ」…そう、ランディングページとは、ネット検索の検索結果やWEB広告などから来訪したユーザーが着地するページ、つまり最初に辿り着くページということになります。
「え?でも、ネット検索の検索結果やWEB広告などからの来訪先がWEBサイト(WEBページ)でもいいんじゃないの?」と思った方…なかなか鋭い気づきです。
ランディングページ=来訪したユーザーが最初に辿り着くページというのは前述したとおりで、WEBサイト内のすべてのWEBページがランディングページになり得るという点においては間違っていないのですが、実は今回取り上げているランディングページとはその意味と目的が異なるのです。
では、今回話題にしているランディングページとは何か?
それはWEB広告などから来訪したユーザーにコンバージョンを促進・獲得するためのWEBページのことを指します。
もっとわかりやすく説明するならば、WEB広告などから来訪したユーザーに対して商品購入や会員登録・資料請求などの申し込みを同一ページ内で完結してもらうためのWEBページなのです。
ちなみに…コンバージョンとは本来、変換・転換・換算などの意味を持つ英単語です。しかし、ここでは「設定した目標となる特定のアクションをユーザーが起こすことで得られる成果」としています。その「成果」とは、WEBサイト(WEBページ)の性格によって異なり、商品購入であったり、会員登録であったり、資料請求であったりします。
ランディングページとWEBサイトの違い
ランディンページは、WEBサイトとは「似て非なるもの」と前述しましたが、使っている技術は同じでも、WEBサイトにおいてはNGとされているようなルールが、ランディンページにおいてはそのルールがOKだったりするのです。
では、ランディングページとWEBサイトとの違いはどこにあるのでしょう?ランディングページの特徴を見れば、その相違点をうかがい知ることができそうです。
- ページの目的が「コンバージョンを獲得すること」、たった1つである
- 1ページに1商品、もしくは1サービスが基本である
- 1ページに盛り込まれる情報量が多いことから縦長となりがちで、商品・サービスの紹介~申し込みまでが1ページで完結する
- 申し込みをしてもらうため(コンバージョンを獲得するため)のリンク以外、他ページに遷移するようなリンクがほとんどない
- 掲載している商品やサービスの魅力をより強く訴求するために、趣向を凝らした画像や画像文字が多用される など
ざっくりと特徴を取り上げてみましたが、実はそのどれもがWEBサイトにおいてNGとされているものばかりです。
つまり、ランディングページとは、興味・関心・購買意欲の高いユーザーの熱量を途切れさせることなく、さらにそれらを圧倒的な情報量で補強して一気呵成にコンバージョンへとつなげることを目的としたWEBページであり、WEBサイトとはまったくの別物であることがお分かりいただけたるのではないかと思います。
ランディングページのメリット・デメリット
ランディングページは、ユーザーの心理に働きかける的確な内容と構成、ユーザーを飽きさせることなく、スクロールし続けてもらうためのメリハリのあるデザインが用意できれば、非常に有効なWEBページと言えます。
しかし、必ずしもいいこと尽くめではないのが世の常。メリット・デメリットをしっかりと理解して、ランディングページとWEBサイトをうまく使い分けて成果に結び付けましょう。
〈メリット〉
- 1商品、もしくは1サービスをとことんアピールできる
- 商品やサービスを訴求するためのデザインに制約が少ない
- ユーザーに意図した順序立てで、商品やサービスの魅力を伝えることができる
- ユーザーの意欲を削ぐ、余分なリンクがないので離脱率が少ない
- 阻害要因が少なく、ユーザーの行動を限定することができるので、効果検証・改善がしやすい
〈デメリット〉
- 他ページに遷移することのない単一ページ構成なので、必然的に直帰率が高くなる
- 1ページあたりのボリュームが大きいため、制作コストが高くなる
- 単一ページ構成とデザインの都合上、Google検索などの自然検索による流入が期待できないため、WEB広告とセットで運用することが必須
まとめ
いかがでしたか?今回は「今一度確認しておきたい、ランディングページとWEBサイト(ホームページ)の違い」と題して、ランディングページとWEBサイトとの差異、ランディングページの特徴、そのメリットとデメリットをについてお話をさせていただきました。
ポイントとしては、「ランディングページで成果を挙げたいなら、WEBサイトと同じ考え方はNG!」ということになります。
きびだんごでは、ランディングページ制作はもちろん、そのランディングページへの流入に欠くことのできない「WEB広告(WEBマーケティング)」のエキスパートが在籍しております。
ランディングページのコンバージョン獲得に関するご相談は、お気軽に弊社までお寄せください。